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室内環境のケアの仕方

[部屋の風通し]
ダニやカビが発生しにくいよう室内の温度、湿度を下げるためには窓を開けて換気することがとても大切です。その時に1カ所の窓だけでなく2ヶ所以上の窓を開けて風の通り道を作ることが必要です。冬は夜中から朝にかけて温度が一番下がり、室内外の温度差ができるので結露ができやすくカビの発生原因となります。そのためにも就寝前に5分窓を開け、室内の湿気を逃がしておくこと。エアコンによる暖房は湿度を下げ、皮膚を乾燥させ、風邪もひきやすくなります。加湿器で湿度を50%くらいに することが必要です。

[床の掃除]
じゅうたんは、ダニの生息場所になります。ですから丁寧に掃除機で吸い取りましょう。また、じゅうたんは敷き詰めずに置き敷にした方が掃除やクリーニングもしやすいでしょう。畳はダニの隠れ場所になります。清掃の回数が多いほどダニを減らすことができます。掃除機は1㎡20秒以上畳の目に沿ってかけることによりダニを吸い取ります。寝室はできるだけ毎日、寝室以外の部屋は3日に1回は掃除機をかけるとよいでしょう。その際、ほこりが室内に舞い上がるので充分に窓を開け、換気をすることを忘れずにしてください。

[部屋の掃除]
部屋の中で意外にほこりがたまりやすいのが、照明器具のカサ、カーテン、額縁、 ぬいぐるみなどです。 掃除を云々する前に、室内の凹凸をできるだけ少なくする工夫をしましょう。額縁やぬいぐみなどはガラスのケースなどに入れて飾れば、ほこりがつきにくく、掃除もしやすくなります。照明器具のカサ、タンスの上や裏なども定期的に掃除してください。掃除をする時は、ハタキなどを使うとホコリが舞い上がるので、濡れぞうきんや化学ぞうきんを使いましょう。

[ふとんの日干し]
ふとんの掃除は、「干して、叩いて、吸い取って」がキーワード。夏の晴れた 日にふとんを干すと、中の温度が50℃以上に上がることがあるのでダニの死滅する確率が高くなります。夕方になると湿度が上がるので、午後2時までに取り込むよう にします。逆に冬は日差しが30℃程度しか上がりませんので、ふとん乾燥機のほうが良いでしょう。ただし、ダニが死んでも、その死骸やフンもアレルゲンの原因となります。 叩いて、ふとんの表面に出てきたダニを掃除機で吸い取ることが肝心です。

[ふとんの丸洗い]
ダニのアレルゲンを除去するもうひとつ有効な手段がふとんの丸洗いです。これによってダニアレルゲンを90%以上除去することができます。また、シーツやふとんカバーなどの寝具類も1週間に1回以上を目安に洗濯をしましょう。とくに季節の変わり目に押入から出してきたばかりの寝具類には、たくさんのダニがいます。「日干し~掃除機がけ」や「丸洗い」で清潔にすることが大切です。「防ダニふとん」を選ぶのなら、高密度繊維で、生地も中わたも吸湿性、通気性に優れた自然素材のものを選んでください。

[浴室の掃除]
家の中でカビの発生しやすい場所は浴室と押入です。浴室は、カビがついた水滴とか石鹸カスがカビの栄養分となりますので、入浴する時にシャワー等でよく洗い流してください。入浴後は乾燥したタオルでよくふき取ること。その後、換気扇を回します。天井の水滴がなくなる1時間程度が目安です。押入は、人間の汗などを吸ったふとんがあることから、カビが発生しやすくなります。ふとんはギッシリ詰めず、横や縦に空間を開けます。下にスノコを敷くと空気が循環され、効果的。

[梅雨どきダニ・カビ退治法]
湿気が多い梅雨時は、住まいの環境が悪化する季節。ダニの被害は夏場に集中し、カビは年中発生するようになった。アレルギーの原因ともなるこれらハウスダストを減らすには、梅雨明けの大掃除が効果的です。

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