<泥はね> 取り方としては、まず乾かすことで、慌てずに自然乾燥を待つか、あるいはドライヤーを使うと便利です。完全に乾いて、ドライヤーを使ったときはその暖かみが冷えたところで、シミの部分を指先でもむと汚れの大部分が落ちます。 それでもまだ残っているときは、中性洗剤を薄めた液をタオルにつけ、堅くしぼったものでたたいて取ります。 下側に敷いた乾布に、たたいて移し取ります。なお、そのあとぼかして、さらに乾いたタオルで、シミが流れないようにたたいて乾かせば完全です。
<しょうゆ・ソースのシミ> ①水で堅くしぼったタオルでたたいて取ります。 ②微温湯を使って同じ要領で取ります。 ③今度は中性洗剤を使って取ります。 ④アンモニア5パーセント液を使って同じ要領で落します。 この順序を守って落すことがコツで、最初から中性洗剤を使うと、却って落ちない部分が残るので注意してください。 材質としては、絹、毛、木綿、化繊いずれでも同様です。
<お酒のシミ> お酒の主成分はご存知のとおりアルコールです。 そこでアルコール10%液をつくり、シミの部分をたたいて取ったあと、水で堅くしぼったタオルでたたいて仕上げます。さらに、裏表に乾布かチリ紙を敷き、重しをして乾かせば万全です。
<たれ(肉汁)のシミ> たれのシミには脂肪が含まれているので、ブラシにベンジンをつけて、シミの部分を軽くたたいて、まず脂肪分を取ります。このベンジンが蒸発した後に、残っているたんぱく質を、洗剤または石鹸液を使って落せばきれいになります。
<カレー汁のシミ> 水あるいは微温湯に洗剤を溶かし、ブラシなどでたたいて取ります。それで取れない部分は、市販のアルコール10~20パーセント液を使います。なお取りきれない場合はシンナーで・・・・。
<汗じみ> このシミもついてすぐとか、1日位のうちでしたら、家庭でお使いの酢を2倍に薄めて霧吹きで吹きつけるか、タオルにしめらせてたたくかすると、酢に溶解しますので、そのあと水を吹きつけてたたけば、きれいになります。 日が経った古い汗じみは、メチルアルコールを倍に割った液にしめらした後、残った色素をオキシフル10パーセント液で酸化漂白すると、きれいになります。
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