ゴキブリ退治用のホウ酸ダンゴの作り方
代表的衛生害虫のゴキブリは,3億年以上も前より地球上に棲息しているといわれ,そのしぶとい生命力と繁殖力で今もなお、熱帯を中心に全世界に4,000種類、日本では50種類近くが存在します。大半は野外生活をしますが,7~8種類は屋内に潜伏活動しており、細菌、寄生虫、ウイルス等の伝搬や、最近ではゴキブリアレルギーによる喘息が問題となっています。活動は夜行性で、人間が夜寝静まって空気の振動がなくなると活動を開始します。 ホウ酸ダンゴはゴキブリ駆除剤として民間に伝承されており、ゴキブリ等の雑食小動物の好物であるジャガイモ、タマネギ、小麦粉、砂糖、米ぬか等に、毒餌(ベイト)としてホウ酸を混ぜて団子状に成形したものです。 現在では市販品も多く,ホウ酸の含有量も5~70%と幅があります。ホウ酸は細胞毒で、ゴキブリの表皮から浸透する接触作用と、経口的摂取による消化管内の共棲微生物殺菌および組織SH系酵素阻害作用により、ゴキブリは脱水症状を起こして死亡します。 作用は遅効性で、効果が現われるのに4~5日程度かかりますが、効果は確実です。 [ホウ酸団子の作り方] [ジャガイモを使った例] [米ぬか,グリセリンを使った例] [タマネギ,小麦粉,砂糖,牛乳を使った例] [ホウ酸団子の設置場所] |