<七五三>
男女共に三歳になると「髪置き」(かみおき)といって髪を伸ばして結い直す儀式が始まりです。男の子は五歳になると「袴着」(はかまぎ)という、男児が初めて袴をつける儀式を行い、女の子は七歳になると「帯解」(おびとき)という、つけひもをとって初めて本式の帯を締める儀式を行いました。 三歳の男女・五歳の男子・七歳の女子が11月15日に近くの氏神様に出向き、 これまでの成長に感謝するとともに、今後の幸福を願います。
また11月15日は二十八宿の鬼宿日にあたり、祝い事には最高の日とされているためともいわれます。それぞれの年齢に応じてスタイルを変えていく七五三は、幼児から子供へと成長していく過程における節目をあらわしているのです。
【お祝いの品物として】 男の子には・・・帽子、靴、スポーツ用品、ゲームなど 女の子には・・・バッグ、身のまわり品など。
〈成人式〉 成人の日は、昭和23年に国民の祝日として1月15日と制定されました。成人になるということは、選挙権が与えられ、また法的な義務を負うことを意味します。 その記念として、前年1月15日から当年1月15日までに満20歳を迎えた男女のために、地方自治体が中心となって、各地で記念式典や祝賀会など、さまざまな祝賀行事が行われてきました。ところが、1月15日を成人の日とするこの習慣も、平成12年からは、「1月の第3週の月曜日」とするよう改められました。
お祝いとして両親からは、男性ならば背広にネクタイ、女性の場合は振り袖やフォーマルウェアなどを贈ることが多いようです。金額の目安は1万円ぐらいです。成人式のお祝いの金品を贈るときの表書きには、「祝御成人」、 「祝御就職」などと書きます。
<卒業・就職> 卒業祝いは、通常、入学祝いや就職祝いを兼ねて贈ります。お祝い品は社会人になってから役立つものを中心に考えます。 商品券、現金のほか、ネクタイ、スーツケース、バッグ、アクセサリー、時計などです。 のしは白赤の蝶結びで「就職御祝」「祝御就職」「祝御卒業」「卒業御祝」などと書きます。
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